長浜ホールスタッフによるブログです。

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2011年11月4日金曜日

母から子への手紙 ~Part2~

11月3日の朝日新聞によると、今年で10回目になる「母から子への手紙」コンテスト(福島県猪苗代町主催)の大賞作品が、2日に選ばれました。

今年の大賞作品は、東京消防庁ハイパーレスキュー隊員の息子さんが、福島第1原発の事故後に放水活動に携わった際の母の思いをつづった作品です。

今年の一大ニュースとも言える大震災と原発事故ですが、任務として放射能の中に入っていく息子と、それが無事に終わるまで、様々な心の葛藤と戦いながら見守る母の思いが、熱く語られています。

作品全文の中から、一部を抜粋してみますと、
「お母さん、行ってくるから」と知らされ、真っ白になり、「気持ちの整理もままならぬ中、頑張ってきなさいと言うしかなかった。本当は放射能の中への突入なんてあり得ない。やめてって叫びそうだった」「テレビに釘付けの一日の何て長いこと。無事である事を祈るばかり」「ミッション達成の知らせが届いた時は涙が出てしまった。・・・決死の覚悟で任務に挑んできた一員として、自信あふれたあなたの姿こそ、お母さんの誇り」などと語られています。

消防庁に勤める息子さんは41歳で、立派な社会人ですが、母親から見ると、いくつになっても幼い頃の思い出がよみがえってくる、いとしい存在なのですね。

先月、長浜ホールで開催された「野口英世フェア」でも、「母から子への手紙」のパネル展を行い、昨年の入賞作品を展示しました。
お越しいただいた皆様は、どのような気持ちで手紙を読みましたか?
”母にとって、いつも大切な存在”、というメッセージを子どもに送ることの大切さを,私も母親として感じています。


投稿者:cherry

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